企業の不祥事と内部統制

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「従業員が勝手にやりました」では済まされない!!

2006年5月に、新会社法が施行されましたが、その会社法で内部統制に関しての記述があります。

その中には、内部統制整備義務があります。
これは、端的に言えば経営者が法令や定款、株主総会の決議を遵守し、会社のためにその職務を遂行する義務を負う、ということです。
従業員が不祥事を働いた場合、「従業員がやったこと」では済まされないのです。
経営者には、従業員に法令を遵守させる義務があり、社内の管理体制を構築していないことに対して責任を負う必要があるのです。

企業の不祥事の原因について

昨今、企業の不祥事が相次ぎ、連日マスコミをにぎわせています。
直近では、不二家の問題などですね。

では、なぜこのように不祥事が目立つようになったのでしょうか?
考えられる原因としては、以下のようなものがあります。

●情報が漏れやすくなっている
以前より内部告発が多くなり、それらの多くがインターネットでの掲示板への書き込みやマスコミへのリークです。
不祥事が発生した場合、社内での隠蔽ができなくなっています。
もちろん、これは良い傾向です。今までは、「臭いものにはフタをしろ」的な考え方がまかり通っていたのが、情報のオープン化によって明らかにされてきているのです。

●長い不景気による疲弊
業績は回復傾向にあるとはいうものの、従業員としてはその実感があまりなく、人員削減などのあおりを食って、より厳しい労働条件を強いられています。
また、業績一辺倒の考え方や、終身雇用の崩壊が手伝って、会社に対する忠誠心が薄れたり、品質についての考え方が甘くなっています。

こうした背景から、売上第一主義の弊害として、品質管理の甘さが出ているのです。

●業績第一主義の弊害
コストを下げて利益を出そうとする考え方が行き過ぎ、品質への配慮が欠けている場面も、よくあります。
また、業務上の不手際が部門や個人の業績に直結するので、現場ではミスを隠そうとしたり、
マイナス情報をトップへ上げようとしないケースもあります。
不祥事が発覚して、初めて会社の上層部が問題を知ることになるのは、そのせいだと考えられます。

不祥事を防ぐための内部統制の構築を

経営者は、不祥事を未然に防ぐための内部統制のシステムづくりを急ぐ必要があります。
それは、取締役としての責任なのです。
会社法で内部統制の構築が義務付けられる以前からも、取締役同士でチェックする義務があるとされていましたが、今後はさらに厳しく内部を統制していく必要が出てきます。

特に、経営者が従業員に対して、法令遵守を徹底させ、ミスや不具合を監視できる体制作りを行うことが、企業の不祥事を未然に防ぐ効果をもたらすのです。

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